逆にこの時確かにそうなる。

逆に,このとき与式は確かに恒等式になる

東大の秋入学について考える

聞いた話。

某大学の理学部だったか理学系研究科だったかを出て、医学部へ学士入学する人の話。
研究室時代、実験を全部自分で組んだそうで、教授を差し置いて、論文のトップオーサー(筆頭著者)となって投稿。
そしてScienceに掲載されたという。

なんでも、科研費獲得も競争の時代、論文掲載も点数化されているそうで、国内の論文誌が1本1点に対し、Science, Nature は1本40点、Cellは45点だそうだ。

学士入学試験の面接で、論文を見せたら、「うっわScienceすげえwwwしかもトップオーサーwwwどんな研究してらしたんすかwww」となり、「うちもIF論文Cellに載せたいと思っているんで是非うち来てください」と握手されてその場で採用だったとかいう。



東京大学が秋入学を考えているらしい。入試は現行のままで。

そういえばアメリカの大学は合格から入学まで1年間あって、その間にボランティアしたり海外を見回ったりするなど社会勉強をしてこいという期間が設定されていると聞いたことがある。

東京大学はこれを実現しようとしているのだろうか。

日本人にそれができるのかな。逆だよね。その期間をうまく使えない人はいらないっていう発想で。

半年アルバイトしまくって学費稼ぐのか、海外飛び回ってみるのか、読みたかった本を全部読むのか、まあ自由なのかな。


国際化に対応するための措置だという。


僕はこういう姿勢は必要だと思っている。

日本の大学は、現状日本の大学でしか無い(気がする)。

ハーバード大学と聞くと、アメリカの大学というよりも世界に名だたる大学って感じがする。
東京大学って聞くと海外の人はどう思うのだろう。2011年のTHEの世界ランキングは26位だったか。

僕は東大が世界でも指折りの大学になったらいいなと思っている。
日本に世界中から優秀な学生が集まってくるって素晴らしい。それでこそ日本の力が証明される感じだ。

授業を英語で行う必要があるかは分からない。
日本の大学だから日本語を少し覚えてから来なさいって感じかも。
日本人だってある程度使えるようになってから留学して、現地でさらに磨きをかけるんだろう。知らないけど。

ただ英語は国際的な言語であるということは留意せざるを得ない。
逆に東大が全部英語になっても、それはそれで悪くないかもしれない。


帝国大学、旧東京大学時代は、外国語の教授は日本語を話していなかったはず(だって招へいだもの)。確か、1つでも単位を落とせば即退学。国を背負う意識で勉強していたのだろう。


いずれにせよ、こういった大学の制度の改革は、東京大学にしかできない。
他の大学がやっても無視されるだけ。
東京大学がやれば、企業も国もつられて動く。


僕は日本から出たくないので、日本から出ずに留学した気分になれるくらい外国人が流入してくるといいなあ。全学の4割くらいか。いや7割くらいか。


まずは東大に受からないと話にならないけどね。