逆にこの時確かにそうなる。

逆に,このとき与式は確かに恒等式になる

シーチキン戦争

小学5年生の時のこと。

「山の学習」という、市の施設での宿泊を伴う行事(キャンプファイヤーや飯ごう炊飯でおなじみの行事)の準備に忙しかったころの話。

キャンプファイアーの後だったか前だったかに、道の両脇に"油を入れて火をともしたツナ缶"をたくさん並べるという演出が計画されていて、そのために「明日ツナ缶持ってこい」と言われたのであった。

翌日朝学校へ着くと、みなそれぞれ持ってきたツナ缶を教卓へ並べ始める。面白いことに、「シーチキン」「ライトツナ」「ツナフレーク」の3種類しかなかったので、どれが一番多くなるかなんとなく競ってみた。

我が家はシーチキンなので、シーチキン頑張れと思いながら見守るが、なかなか拮抗していて、一進一退である。

そもそも、シーチキンは登録商標、それ以外は一般名称なので、今思えばシーチキンが不利な気はするのだが。

さてそろそろ始業前(朝放課と呼ばれる)の時間が終わってしまうという時、実はシーチキンが1個か2個差で勝っていたのである。よしこのままいけばシーチキンの勝ちだ、もうさすがに全員でそろったかと盛り上がっていたところに、ひとりの女子児童が投稿してきて、なんとライトツナを18缶くらい放出したのである。

圧倒的多数でシーチキンの負け。なんでそんなにあるんだよ!と皆でいいながら席に着いたのであった。






(※タイトルはチョコレート戦争を少し意識したけど全く面白みも深みもない)