想像力が足りない
東大実戦が終わった日曜日の夜に父親と出かけて、車の中で、オリンパスの話になった。
オリンパスは世界に誇れるものを持っているだとか、内視鏡じゃあ世界シェア70%だとか、企業自体に価値があるから株価はまた元に戻るはずだとか、そんな会社をトップがダメにしちゃうとかいう話をしていて、
創業者から3代目くらいまでは苦労を知っていて、ビジョンがあって、進もう進もうとするけれど、もう5代目くらいになるとそれこそ雇われ社長で、保守的で現状維持して大量にお金をもらっちゃって、大企業病の元凶はここかもなんていう話になって、
アメリカはどんどん若手の起業家が出てきて何兆円って規模になって、でも日本からは出てこないって。
そして「結局想像力が足りないんだ」って言われた。
前日に受けた国語(現代文)の問題のキーワードが会話の中で登場するとは。
文脈こそ違うけれども、想像力の欠如ってのは実は意外と身近なところで見ることができるものだなあと思った。