逆にこの時確かにそうなる。

逆に,このとき与式は確かに恒等式になる

住基カードと電子証明書

何に使うともないけれど、かねてから欲しかった住民基本台帳カード。地元にいるときに作ってしまえばよかったのだが、面倒くさかったので先延ばし先延ばしで、つい数日前に、住基カード電子証明書を入れることができると知ったので、喜び勇んで住基カードの発行に出向いた。

とはいえ、懸念する事項が1つあったのである。それは、身分証明書たる住基カードを作るために身分証明書が必要であるということ。
役所ってのは戸籍や住民票を管理しているくせに住民の本人確認が書類がないとできないんだから情けない話だが、それは仕方が無い。そもそも本人とはなにか、その個人がその個人であると確実に識別するには(これ以上は哲学的になるので削除)

即日発行してもらうためには、顔写真付きの公的身分証明書が必要である。パスポートか運転免許証。ところがそんなもの持っているなら住基カードは要らないのである(電子証明書のためには要るけれども)。
すると、郵送での照会状を使った方法になる。2回も窓口に行かなければならないが、仕方ない。ところが、ネットの情報を見る限り、照会状方式でも必要な書類で持っているものが健康保険証しかない。しかもこの健康保険証、地元の市役所が発行したものであり、住所が向こうになっている(学生の特例で親が地元に住んでいれば保険証を発行してもらえる)。このようなややこしい事情(ややこしいと思っているのは僕だけである)もあって憂慮していたが、ともかく身分証の助けになりそうなものを持って出かけた。

結局、保険証・学生証・キャッシュカードなんかの2点でよくて、さらに住所が違っていても何も言われなかった。さすが役所の人はよく分かってる。隣の窓口でおばさんが「印鑑証明書を発行して欲しいんだけれども実印しかない」『印鑑カードがないと無理』「実印ならある」『印鑑カードがないと無理』「探したけど見当たらなくて実印が先に見つかったので持ってきた」『印鑑カードがないと無理』というやりとりを繰り広げていて失笑。銀行や役所の窓口にいくと時々見かけるタイプの人。本人が来ないといけないのに代理人が来てグダグダ言うのとか。

2日後に書留で照会状が届いたので再び役所へ向かう。暗証番号の設定を済ませて出て行こうとしたとき、窓口に来た若い女性が、住基カードをなくしたと言っている。意外と持っている人、いるのではないか。

手続きしたのが区役所ではなく出張事務所であり、そこでは電子証明書の発行はできないということで、わざわざ電車に乗って区役所まで行った。区役所まで来るときちんと住基カード専門の窓口があって面白い。電子証明書の発行を申請すると、窓口の研修中の女性は分からなかったようで、上司が出てきた。
その上司に、「利用目的は何です?」と聞かれた。そんなもの答える義理はないと思ったけれども、答えると、「ああ、ならいいです。E-taxの場合だと、時期がもっと先なので、有効期限が3年ですから」と。なるほど。電子申告もこれでできるわけか。

窓口にコンピュータが2台。フロッピーディスクを使ってその2台の間をデータが移動している。
たぶん個人情報の流出を防ぐために住基ネットの端末と分けているのだろう。

先ほどの出張事務所の人は「お客様」とか「ありがとうございました」とか敢えて言わないように気をつけていたけれども、区役所の方はなんだか区民をお客様扱していて滑稽だった。
窓口ではお客様と呼ばれるし、帰りには出入口で案内係の人にありがとうございましたと言われた。

ただまあ、何も言わないのもなんとなくやりにくいだろう。病医院では「お大事に」と言うので、役所は「お疲れ様」とでも言ったらいいのではw