逆にこの時確かにそうなる。

逆に,このとき与式は確かに恒等式になる

夏期・秋期休業総括

10月7日から新学期が始まる。教養学部前期課程は、理科1年生の9月の試験を挟んで前半が夏期休業、後半が秋期休業である。

幾度となく筆を執ろうと思ったが、結局9月は1つも記事を書かないまま終わってしまった。久しぶりの投稿である。

せっかくなので、時系列に従って振り返り、記録としておきたい。前回の記事は8月21日に書いたが、7月から振り返ろう。

7月末

物性化学の試験が終了してから、反応化学の試験まで3,4日あったので、そこで帰省をした。
切符を取るのを面倒くさがっていたせいで、手元には指定席特急券のみという状態で試験を受け、終わるやいなや、アドミニストレーション棟で学割証を発行して、品川駅へ向かった。学割で乗車券を発行してもらうので、窓口に行かねばならないが、品川駅のみどりの窓口には行列が出来ていた。新幹線の発券とて在来線と変わらないのだから横にある機械で自分で発行してもらいたいと思うのだが、いつも僕は自分で発行しないので文句を言えない。この前初めて使ったら思いの外便利だったが。
品川駅はさすがである。客を捌くのが速い。15分後の新幹線に間に合ったのであった。

思えば入学当初は、夏休みや春休みは1ヶ月以上実家で過ごそうなどと考えていたが、そんなのは幻想に過ぎなかった。高校生よりも浪人生の方が、そして浪人生よりも大学生の方が忙しい。

一番最初に帰省したのは入学してすぐのゴールデンウィークだった。WILLERで帰ろうと予約までしたのに、乗車の3日前に起こった高速バス事故のために、家族が心配するので新幹線に切り替えたのだった。それからというもの、新幹線か親の運転する自動車でしか愛知東京間を移動していない。

問題は、嵩む交通費である。往復約2万円をどうにか圧縮したくて、JR東海のエクスプレス会員になった。1000円の会費も1往復で元が取れるし、ネットで切符が買えるので極めてありがたい。

8月

8月は仕事先での夏期講習に費やした。そして、自動車運転免許を取ろうと思って、自動車学校と契約した。視力が足りなかったので眼鏡も新調した。
3つめの眼鏡を手にしたのだが、眼鏡店に来る度に思う。安くなったなあと。購入スパンの長いものは、若干の企業努力でも次に客が来たときには見違えるほど安くなっているから買ってもらいやすいかもしれない。いや、元々買いに来たのだから買わないわけがないのだが。

9月

昨年の反省を活かせず、またも9月はダラダラと無計画に過ごしてしまった。
教習所の料金をカードで払った都合で、2000円程度ポイントが付与されたので、それで風立ちぬを見てきた。その後駒場で演劇を見て、急に文化的なものに触れたいという欲が出てきたのである。
そもそも東京はありとあらゆる文化の集積地であり、一番上と一番下の両方に触れられる。そのリッチのメリットを最大限に生かすというのも、僕の東京進出の目的の一つだったはずだ。
ということで、N響の年間会員になった。25歳以下は9回の定期公演を計9000円で聴ける。
早速9月の公演に行ったら、とても良い公演だったらしく、会場満席で観客は大歓喜であった。なんでも、指揮のブロムシュテット氏はN響と最も愛称のいい人らしい。
9月のはじめには、進学振り分けの第一段階発表があり、無事希望通りに内定。
しかし、ここからの後期課程に対して、いくつも懸念事項が生まれており、現在その解決に専ら集中を奪われている状態だ。
これについては別の機会に書こうと思う。

さて、何かしたことはすぐに忘れてしまう。無為に時間を過ごしてしまったような感覚に常に包まれているが、そんなことはないのである。何か一つあるはずだし、その一つで十分なのだ。自分の能力を過信してはいけない。

人にできることなんて、そうは多くない、頭では分かりつつ、否定していたけれども、そろそろ受け入れる時期である。