ごま農家の気持ち
時々ごま農家の気持ちを考える。
ごま農家は、よりおいしいごまを作ろうと思って努力しているに違いない。
自分の作ったごまを誇りに思っているに違いない。
子どもにごまを作っている姿を見せるだろう。
孫に何作っているのと聞かれ、誇らしげにごまと答えるだろう。
時々街の食事処でごまを食べては、このごまはイマイチだと言うだろう。
もしかしたら、近い親族や近所の人にごまを配っているかもしれない。
お前は俺のごまを食って育ったんだと言うかもしれない。
スーパーでこのごま油は俺のごまを使っているんだと店員に語るかもしれない。
ごま団子の主役はごまだし
ごま豆腐の主役はごまだし、
ごまダレの主役はごまだし、
ごまハンバーグの主役はごまだし、
ごま寿司の主役はごまだし、
ごま鍋の主役はごまである。
ごまはなくてはならない食材なのだから、ごま農家は気概に満ちあふれている。