逆にこの時確かにそうなる。

逆に,このとき与式は確かに恒等式になる

大晦日

先日、大学の授業の一環で相模原へ行った。相模原に降り立つのは初めてである。
初めて訪れた市では、我が地元岡崎との違いを頑張って見いだすのだ。都市の場合は名古屋で良いが、相模原はそのような規模ではなかった。
めぼしい差と言えば、住居表示されていることと、あとは道路の案内標識の多さである。

相模原市政令指定都市であった。驚きである。相模原駅があるのは市の中心部ではないのか。

政令指定都市の基準緩和と近年の合併・政令指定都市化ブームに乗っかったのだろうけれど、これでは中核市の雰囲気をぬぐえない。人口密度を調べた。

名古屋市の人口密度は約7000人/km^2である。福岡市は4500、相模原市は2200である。岡崎市の合併前人口密度は1600である(http://webhp.city.okazaki.aichi.jp/tokei-portal/file/001/002/d0201.xls)。ちなみに同じ神奈川県の横浜市三大都市に数えられるだけあって8500である。比較にならない。

さて、そのさびしい政令指定都市を支えているかどうか知らないが、注目するのはバスである。走っていたのは神奈川中央交通、通称「かなちゅー」のバスであった。
後ろ乗り後払いである(中のりと強調されていた)。先々月にひたちなかへ、8月にはつくばへ行ったが、いずれも現金だったところ、相模原では交通系ICカードの利用ができた。なんとなく首都圏の中に入っているぞという気持ちが伝わってくる。

さて、ここのバスの特徴的だったのは、喚呼である。発車時などに「左よし、下よし、右よし、発車しますおつかまり下さい」と言うのである。
名鉄バスも人によってボソボソ言うことはあるが、「下よし」は初めてである。また、行きも帰りも言っていたので、全運転士の義務になっているのだろう。
この喚呼によって、バスは静かではない。常に下よしの声が運転士の装着するマイクによって車内に響き渡るのである。


おそらくこの街でバスに乗っている人はこの喚呼が極めて珍しいことに気づいていない。そう思うと、面白くて仕方がないのであった。


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2014年も終わりである。総括はむなしい。毎年書くことは決まっているのだ。とても忙しい、できなかったことは来年やろう、である。アホらしいからやめた。
1年という時間は膨大である。したがって、ずっと寝ていても前に進む。この記事(http://d.hatena.ne.jp/nipox25/20130225)で書いたように、見込まれる量を超える成長をしてこそ成長である。
今年もたくさんのことを身につけた。でもそれは、去年の僕が期待した程度を超えていただろうか。

1年の計は元旦にありと言うが、1年の計画など立てられない。予測不可能な日々を送っている。

(予測不可能、が今年の自分の流行語であった)