逆にこの時確かにそうなる。

逆に,このとき与式は確かに恒等式になる

国立大学授業料値上げ問題

8枚目の授業料免除通知を、今日受け取った。535,800円を4年間、計2,143,200円を、免除してもらった。

これは東京大学を目指した理由の1つで、1,2を争う上位の志望理由だった。
東京大学の授業料免除制度は、2008年に大幅に拡充され、成績と年収要件のみになった。
計算方法も公開されている(http://www.u-tokyo.ac.jp/content/400010242.pdf)。
そして仮に、僕が年に250万円稼いだとしても、全額免除の基準を満たす。


河合塾にかかった費用は、入塾金5万円、授業料64万円、講習が15万円くらい、学割定期券が... ざっと100万円である。
どうしても元が取りたかった。取れた。


東京に行って、お金に困るのは問題だと考えていた。物価が高いなどという次元ではなくて、自己投資ができないのならばわざわざ東京に行く意味はないと思っていた。奨学金も大量に借りたし(家計の状況からして、あらゆる貸与奨学金の審査に通った)(借金まみれである)、アルバイトもしているが、年額535,800円という金額を支払うことは到底できないのである。アパートの家賃だけでも年間数十万円である。言うまでもないが仕送りなど論外、1円ももらっていない。

東大のこの授業料免除制度のおかげで、大変自由に学究できているし、東京の地の利を活かす活動もできている。なにより、経済的に自立できている。東大には感謝こそすれ、文句を言う筋合いは持ち合わせていないのである。

東大の地位はこの制度によって、いつまでも揺るがないと確信する。国立大学の授業料が90万円を超えそうだという報道があるが、この制度を粘り強く残し続けて欲しい。