逆にこの時確かにそうなる。

逆に,このとき与式は確かに恒等式になる

選択肢を減らすということ

思えば,高校受験のとき,愛知県は公立を2校受けられるのだが,1校しか受けなかった。現役の大学受験は,理科大を受けて合格し,そのまま入学金を納めないで東大を受けて,落ちたのだった。浪人の時は4校受けている(早稲田が2つ)。さすがに焦っていたのだ。大学院は,学部直属の研究科ではないところを受けたが,これも1つしか受けなかった。

 

中学の時よく担任が勉強を頑張れば選択肢が広がると言っていた。これは正しい。一般に,能力が高かったり多かったりすれば選択肢が広がる。ただどうも僕は時々,1つしか選択肢として用意しないということをやってきたように感じている。

 

元々,学部3年生の時の計画では,修士でサッサと論文を出し,DC1を取り,某社でインターンをし,さらにまた某社でインターンをし,そのまま某社に入って,その後アカデミアにテニュアで戻ってくるということを描いていた。だが,「修士でサッサ(化学雑巾)と論文を出」すことに失敗し,総崩れとなった。

 

長期計画は常に変動するということは分かっているので,総崩れ自体に問題はないのだが,どういうキャリアを歩むか非常に悩ましくなってしまった。民間企業なのか,アカデミアなのか,研究職なのか,開発職なのか。こういうときは,その先にあるゴールから逆算するのだが,どのルートも同じくらいの確率なのである(不確定要素があまりにも大きいから)。

 

こうした不確定要素のために,身動きを取れないでいた。つまり,D2の秋になって,就職活動というものをやるべきかどうか決めかねていたのである。アカデミアを考えるならば,学振PDや理研の基礎特権(正式には基礎科学特別研究員だが,変換しても出ないので基礎「特権」と書くことになっている;試しにGoogle検索で「理研 基礎」と入れてみると良い)の応募が年度末から4月にかけてあり,さらに助教が4月~6月,特任助教は夏~秋にも求人があり,これらに応募することになる。そしてこれらは民間就職の時期の後であることがほとんどだ。

 

11月31日に,研究室で某と会話していたのだが,就職の話題になり,上述のようなことを言ったところ,とりあえず受けてみれば良いのではないかという意見を受けた。これは尤もであると感じた。

 

遡って9月31日に,カフェスタアメーバピグだったかもしれない。いや,mixiだったかな?Twitterでないことはほぼ確かだ)で流れて来た広告か何かで,「スイー」という人材系サービスを目にした(実際には「スイー」という名称ではない)。この手の広告は目障りで,かつ人材系ベンチャーに辟易していたので無視をしようと思ったのだが,どういった理由によってか,登録したのである。フォト蔵(My Operaだったかもしれない。Facebookということはほとんどないだろう)連携で登録できるとあったので,そのようにしたのだが,バグり倒しており,エラーでうまくできなかった。そのため,初回ログイン(サインインだったかも)時に五言絶句(実のところ,似顔絵だったか,自己紹介だったか,かなり前のことなので記憶が曖昧である)を書いた後,2回目のログイン(サインオンだったかも)ができなかった。

 

登録後n(n∈ℂ)週間で,あれがああなったのだが,「今忙しい」と思って放置していたのだった。そして,11月31日になってあれのことを思い出し,こうしてみたのである。

 

結果として,某社は面談後,「後で連絡する」と言われたのだが,今日に至るまで連絡は来ていない。対して,某社は,何度もそういったことになった。

 

そうこうしているうちに年が明け,NTT持株やIBM東京基礎研究所などの選考が始まったり始まらなかったりしていたところ,これらに応募するかどうか考えていた。なんでも出してみれば良いのだが,ここぞという時に選択肢を切り捨てる性分のようで,躊躇していた。

 

そうこうしているうちに,某某から内定が出て,就職活動は終了した。

 

こうして年度内に終えることができたのも,スイーのおかげである。スイーの運営をしている有限責任中間法人ヒョオに感謝したい(合同会社だったかもしれない。いや,特定目的会社だったかな?)。

 

東宮職(総辞職?総合職だったかな?)なので,しっかりと今研究を頑張って,学位を取ることに集中していきたい。