逆にこの時確かにそうなる。

逆に,このとき与式は確かに恒等式になる

バス社会

福岡へ行ってきた。

写真は河合塾福岡校である。

九州は初めてである。
博多駅を中心に自治機関、天神には商業施設が密集していて、この一帯で用が済む構成となっていた。

名古屋駅-栄の関係と極めて似ている印象を受けた。先日の金沢と含めて、地方都市はもしかしたら皆同じかもしれない。

せっかく福岡にきたのだから、「地元の人達はなんとも思っていないけれど、それは他の地域ではなかなか無いことだよ」を見つけたくて、じっと観察していたが、一つ面白いことを見つけた。これが福岡の特徴なのか、九州のそれなのか、あるいは全国に散見されるのかは定かでは無い。ただし、地元三河圏と東京都区内では見たことが無い。

博多駅から大量の路線バスが発着している。そしてこれらのバスはとても大きい。23区の路線バスよりも一回り大きい。
利用頻度が極めて高いと思われる。車中心とも、地下鉄中心とも思えず、博多駅からあふれ出るサラリーマンの流れは圧倒的にバスへ向かっている気がした。

そのバスであるが、停留所の光景が極めて衝撃的であった。

従量制運賃なので、後ろから乗って、前から降りる形式である。これは普通。この場合、三河圏の名鉄バスと同じであるから、通常以下のように停留所には人が集まってくる。

ところが福岡市は違った。


これは薬院駅での様子である。歩道の交通の邪魔である。


こちらは博多駅での様子である。どのように並んでいるのか不明である。

ためらってしまった。どこに並んだら良いのか分からない。いろいろな行き先のバスが来るので、そのバスに乗る人乗らない人も混在しているのだから、きちんと並んでいてもらいたいところだが...


そもそも彼らは並んでいないし、並ぶことに意味を見いだしていないし、順番なんてどうでも良い

のだった。

高校3年間と東京での3年間バスに頼りっぱなしの僕からすると、停留所での並び順は極めて大切である。それは、座れるか座れないかに直結するからである。入り口が1つしか無いので電車よりもシビアである。

彼らも当然座れる人と座れない人が出てくる。ところがその決まり方は極めて理不尽である。だって並んでいないんだもん。
そして歩道一杯に、なぜか道路と垂直方向に並ぶ人々。迷惑極まりない。

でもこれが当たり前なのだろう。歩道を走る自転車はバス停に無造作に並ぶ客に文句一つ言わないし、バスに乗り込む順序について文句を垂れている人もいなかった。

彼らは愛知県でもバスに乗れる。列からはみ出ていたって、そこに居る限り、誰の後に乗るべきか並んでいる人間は全員把握しているからだ。

しかし彼らは、自分が誰の後に乗るべきか分からないのかもしれない。