進学先：河合大学

親から予備校へ通うことを勧められたので、河合塾のウェブサイトを見れば、なんと全統記述偏差値70.0以上といういわば超人的な値を必要とするSUPER ONE WEXの認定が出ているではないか。
東大即応オープンでB判定を取っていたのがどうやらこれに代わったらしい。

ただ、学費が85万円と破格なので躊躇していたが、夜になって見てみると、定員に達してしまった。たったの数時間で。

これはつまり、お前はこのコースに通わない方がいいということであるから、おとなしくトップ選抜東大理類へ申し込んだ。

親は予備校を勧めたが、69万円という学費に驚く。いったいいくらだと思っていたのだろうか。安くないから僕だって通うのを躊躇していたのに。

残念ながら我が家は裕福どころか貧しい部類である。70万円捻出するのも大変だろうが、今年は多浪を防ぐために、私立大学に入学金を納入せねばならないのである。

慶應義塾を受けるとして、入学金20万円。
慶應義塾は難しいから、万が一の万が一に、東京理科（暫定）を受けるとして、入学金30万円。

しめて50万円を、溝に捨てることになる。これは保険。

「...お金無い...」

言われた。本当に無いのだ。借りるしかないそうだ。

なぜ大学に行くのにこんなにお金がかかるのだ。それも大学に行くまでのプロセスにこれだけかかる。肝心の大学はそれからである。

日本だけに言えることかどうかは分からないけれど、高等教育を受けるのは大変なことであると痛感。

日本は乳幼児や児童のいる家庭に対して手当てを出しがちだけれど、一番お金がかかるのは大学ではないか？