逆にこの時確かにそうなる。

逆に,このとき与式は確かに恒等式になる

点数開示

もう3年冬学期(第6学期と称する)も半分を迎えているところだが、ずっとサボっていた第3学期・第4学期の点数開示についに成功した。

http://d.hatena.ne.jp/nipox25/20130821

この記事以来である。

今の1・2年生はUTask-Webというオンラインの学務システムから素点を見ることが限定的に可能になったので、ある意味私の学年が点数を面倒な手続無しには見ることのできない最後の学年と言っても良いのかもしれない。

本郷キャンパスの龍岡門から入ると第2本部棟がすぐ目に入る。ここの情報公開室は、開室時間がじつに不親切(公式ウェブサイトを見れば分かる)。

前期課程の様式はできあがっているので、手続自体は身分証を準備していけば一瞬で終わるのだが、開示手数料300円の支払いが、やっかいなのである。
原則1日ごとに現金をどこかへしまってしまうらしく、お釣りがないのだ。僕が情報公開室に行ったのはまさしく誰も用事の無い10月後半なので、事務室が閉まる15分前に行っても現金は無く、表情一つ買えずローソンで崩してきて下さいと言われ、そして驚きもしない私もにこやかにローソンへ向かったのであった。

それでも30日かかるというこの開示手続、なんとかならないものか。何に30日かかっているのか心底疑問である。電話したら答えてくれるかもしれない。

実は2年冬学期に情報科学を履修したので、その点数まで見ることができる。

このフォーマットも今回で最後である。

科目 点数 コメント
英語二列C 88 日本語でディスカッションしていたのを懐かしく思い出す。
物性化学 74 教科書が分かりやすかったなという記憶。
基礎化学実験 93 物理実験と異なり報告書を丁寧に書けば点数がくると聞いていたので丁寧に書いたつもり。
イタリア語初級(作文) 66 サッカーでどこかの国が勝てば全員優にすると仰っていた結果がこれ。
トルコ語初級(第3外国語) 74 教授がすごく面白い方だということだけ覚えている。
反応化学 66 低いなあ!
情報科学概論I 84 これ地味に嬉しい。
情報科学 83 発展課題?とやらをやらなくても優取れるんだね。

結局、進振りということを考えれば、僕の総合科目への態度は極めて良くなかったことが分かる。3学期は皆点数を上げるために尽力するが、学期途中に志望を工学部システム創成学科Cコースから他へ変えたために、モチベーションがなくなったこともあるだろう。情報科学概論I以外の点数は、平均点を下げる恰好となっている。さらに悪いことに、EF系列の重率1.0科目に、反応化学の66点が入ってしまっているのだ。呆れたものである。

単純平均点は77.66と取り立てて高くも低くもないつまらない点数となった。

前期課程が終わってまもなく1年である。

東大は良い環境だと思う。絶対的に良いということはないだろう、まだまだ東大は良くなることができるし、それを目指そうとしているのがすごく伝わってくる。現状僕が受動的に得られる環境では最高のものと確信する。

興味分野は本当に変わった。東大のレイトスペシャリゼーションは、やりたいことが無い人のためにあるのでは無く、やりたいことが多すぎる人のためにあると常々言ってきたが、「絞る」だけでなく「向きを変える」ことに結局なってしまった。

経済を多少かじろうと思っていた僕は結局何一つ経済については学ばなかったし(経営政策科学は別だ)、言語方面にドはまりするとは予想だにしていなかった(が、語学の成績は良くない)。そしてあれだけ敬遠していた情報周りについては、なんだかんだで蓄積を発揮することができて、選ぶならこの分野だと一周回って戻ってきた感じである。

そうはいっても、ようやく、ようやく僕が学びたかったことが何か明確になり、そして今まで知らなかったことを見つけたために学びたいことが増え、応用の応用を目指していた僕が基礎の基礎の必要性に駆られるとは皮肉と言うよりも世界観の狭さを突きつけられるのである。

ようやくスタートラインに立った感が強い。これがレイトスペシャリゼーションなのか?この3年間の蓄積が間違いなくあるものだと信じて突き進むしかない。