トイレのハンドドライヤーにたったの数秒だけ手をかざして出ていく人
駅,店,大学など,多くの施設のトイレに設置されているハンドドライヤーであるが,これで手を乾かそうとするととても時間がかかる。
経験上,10秒ばかりでは何の効果もなくて,最低でも30秒,できれば1分間使用することによって手が乾く。混み合っているトイレでは,列ができかねない。従って,ハンカチを忘れた時にしか使わない。
温風が出るタイプでは,手をかざすと,気化熱によってひんやりと感じるが,30秒ほど経つと温かく感じる。これが乾いた証拠である。
しかしこれまで,30秒以上手をかざしている人を見たことがない。ひどい場合2秒である。これでは手が乾くどころか水滴も飛んでいかない。馬鹿である。
彼らは乾かしたフリをした後,びしょびしょの手をどうするつもりなのだろうか。扉のあるトイレでは,直ちに早歩きを開始して彼らの前に出なければならない。
あの機械で手を乾かしたのは,日本で僕だけなのではないかと思っている。