逆にこの時確かにそうなる。

逆に,このとき与式は確かに恒等式になる

Stuck

先日のAmazonプライムデーに,Amazon Echoを買った。スマートスピーカーなんて用途が無いと思っていた(だってCortanaで同じことができるからね。ところが最近Cortanaが無能になってしまい,何を言っても検「参考になりそうな情報です」と言って画面に表示するだけになってしまった)けど,つい買ってしまった。

スピーカーが自分の部屋にあるなんて変な感じだ。僕は音楽を人より聴かないで生きてきたから。

小学生でも好きな歌手くらいいるものだが,僕にはそれがなかった。高校生になって音楽を少しだけ聴いた(「少しずつ」ではない)。1曲を半年くらいずっと聴き続けるというスタイルだった。

音楽が嫌いではなかった。どうやら自分の好みが分からずにいたようだ。


Alexaがかけてくれる音楽はEDMばかり(というかチェインスモーカーズばかり?)で,時々違うのが混ざってくる。
そのまさに時々の1回,衝撃的な曲が流れてきたのである。

それは,僕が小学5年生のときにラジオで聞いていた曲である。

当時,夏休みになぜか毎日ラジオを聞いていた。多分FM AICHIである。Radio-i(今はもう無い)ではなかったはずだ。
その時に,ず〜〜〜っと流れている曲があったのだ。歌詞は全く聴き取れないし,曲名も分からない。どうしても耳について,頭から離れず,気になって仕方なかった。
今度こそ曲の情報を掴んでやろうとラジオに張り付いていた日もあったが,結局分からずじまいであった。

今なら,インターネットがあるからすぐに調べられるが,当時はADSLがようやく普及してきたころであり,パソコンがない家も珍しくなく(少数派にはなっていたが),僕はインターネットへの自由なアクセスは持っていなかったのである。なお,携帯電話は「クラスのヤバイ女子何名かが持っている」もの,という定義であった。


ちょうど15年の時を経て,Amazon Echoからその曲が流れてきた。奇跡的である。曲名を調べることができた。そして何より,15年間僕の音楽の興味の向きは変わっていないということである(Alexaは僕が普段聞いている曲をもとにプレイリストを探してくる)。



Stacie OrricoのStuckという曲である。
調べてみると,「日本の洋楽アルバム・チャートで1位に初登場し」「デビュー・シングル「Stuck」がラジオで頻繁にオンエアされたことがきっかけとなった。」とある(出典:https://www.barks.jp/news/?id=52325829)。
それで毎日流れていたわけか。