逆にこの時確かにそうなる。

逆に,このとき与式は確かに恒等式になる

ENGLISH EX

いやあ、ゆっくりゆっくり、ようやく40ページを突破したENGLISH EXの感想。
楽しい参考書だ。すごく楽しい。

現在形は(中略)永続的なニュアンスがありますが、(中略)進行形は(中略)一時的に(中略)というニュアンスがあります。

高木せんせが言ってたことだー

「過去の起点」がなければ過去完了形を用いない

高木の言う「過去の参照点」だー

toは「到達点」を表し

松延先生も登場!!

第4文型の直接目的語(O)には「新しい情報」(中略)を置きます

旧情報・新情報については、高1の時に先生がおまけで話してくれたけど、当時はわけがわからなかったなあ。

(引用はいずれもLinkage Club『ENGLISH EX』)

とはいえ、ジーニアス英和辞典にも同じ説明が書かれている。しかし辞書はその単語を引くまで、そのコラムには達し得ないのだ。


例えば、中学の時、mustとhave toは同じだと習う。
まあ中学校の英語の先生は、「mustは自分の意志で、have toは強制されて、という違いはあるけどねー」と言っていたが。

しかしだ、こういうおまけ情報こそが基礎の基礎である気がしてならない。

日本人が日本語の感覚を持っているように、英語圏の人々は英語の感覚を持っている。感覚は感覚的に得たものであるから説明できない。
それを体系だてて、研究しているのが言語学者であり、その産物が文法や語法だったりするのだろう。

外国語として英語を学ぼうとしたとき、この感覚を身につけねばならないと僕は思ってきたし、今でもそう思っている。
だが、学校の授業では、おまけ知識として度々教わるだけであり、ちっとも体系だっていない。
結局この中途半端な知識は、忘れ去られるか、混乱を招くかのどちらかである。



基礎ってなんだろう?

よく勉強を家に例える人がいる。

基礎がきちんとしていないと、柱も屋根も壁も建たない!って。

その通りだけど、基礎の意味を勘違いしてそうな気がしてきた。僕自身こう考えるようになったのはつい1カ月前である。


基礎はレベルの低い事柄か?


参考書はランク付けされたりする。
初級<中級<上級 ならまだしも、
基礎<応用<発展 となると、意味が分からない。

基礎はそんな低レベルな次元なのだろうか?

建築会社の人が聞いたら怒るだろうよ。基礎が低レベルな技術なら、ビルは建たないし、スカイツリーだって崩れるわ。



微積を使った物理という言葉があるけど(もちろんここでは高校物理・大学受験物理の範疇を超えない)、使わない方がはるかにレベルが高い発展である気がしてならない。


積分を使えば定量的に答えが導き出せるところを、無理やり定性的に考えて答えを出すことがよくある。

しかし、定性的に考えるのは実にレベルが高い。僕のようなレベルの低い受験生にはできない。


例をあげる。

コンデンサと抵抗と電池だけの回路で、q-tグラフ、i-tグラフを描かせる問題。
数IIIの教科書に載っている変数分離するだけ微分方程式を解けばすんなり描ける問題だが、レベルの高い授業や本だと、んー、なんて説明してたのか忘れちゃったけど、こうなってこうなってこうなるからだんだん傾きが云々...そんなの解答に書けるかよ、レベル高いなあ、と思った。

電磁気だと、|-dΦ/dt|を、ΔΦ/Δtとかなんとか使って書いてあるのもあった。なんじゃこりゃ。どうしても微分させたくないって感じなのか。

あと、交流なんかも、コンデンサとコイルで位相がどうずれるのか覚えている。すごい。僕は覚えられなかった(頭悪い)!
これも微分すればsinがcosになって自然とπ/2ずれるらしい。

熱力学なんか、等温変化の時の気体のする仕事、どうするんだろう?積分使わないと僕は求められないけど、レベルの高い人たちはそんなことしなくても分かるのだ。僕もああなりたい。


あと、公式の導出も基礎だけど、全然できない。
円運動a=rω^2をどうやって出すのか分からない。
きちんと教科書にも書いてあるし習ったんだけどさあ。

基礎ってレベル高いねえ。基礎だもんねえ。コンクリートと鉄の杭だわ(具体的で強固)。